2024年度 第41回全国小・中学生作品コンクール

今年の夏休みの研究発表では、例年より作品数は少なかったものの、一つひとつの作品の質が高く、熱心に取り組まれたことが伝わってきました。中でも、生き物に関する研究が多く見られ、自然や生物への関心の高さが感じられます。
また、国際分野に関する研究や自分が住んでいる地域に関する研究など、多彩で興味深い内容が揃っていました。どの作品にも共通しているのは、「好き」という気持ちを原動力に、テーマに対する情熱を持って取り組まれている点です。好きなことに真剣に向き合う姿勢は、研究の内容にもよく表れており、その情熱が素晴らしい成果に結びついています。
一方で、資料のレイアウトやまとめ方にはレベルの差が大きく出たように思います。専門的な内容であっても、誰でも理解できるようにまとめられた研究は、内容の素晴らしさが際立っておりました。対して、研究結果のまとめ方が雑であったり、わかりづらかったりする作品は、大変もったいなく感じました。
研究をすることに留まらず、その研究を多くの人に伝えることを意識した作品が増えると良いと思います。来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
※下線のある作品名をクリックすると、作品の内容が見られます。
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優秀賞 |
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えきのけんきゅう
静岡県 静岡大学教育学部附属静岡小学校 1年
河村 歴
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主催:子どもの文化・教育研究所
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