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子どもの文化・教育研究所理事長賞

わたしも一緒に遊びたい
~世界パラ陸上から考える共生社会~

兵庫県 神戸市立岩岡小学校 4年 岸本 彩瑚

岸本 彩瑚の作品



 2024年5月に開催された神戸世界パラ陸上競技選手権大会を通して、「共生社会」「インクルーシブなまちづくり」とは何かを考えた作品。世界パラ陸上競技選手権大会は、国際パラリンピック委員会によって創設された、障碍者の方々のための競技大会です。足にハンデを抱えながらも、運動やみんなと遊ぶことが大好きだという彩瑚さんにとって、世界パラ陸上競技選手権大会は「だれもが暮らしやすいまちづくり」のお手本になる工夫がたくさん詰め込まれた場所です。
 大会に出場している選手だけではなく、選手を支える義肢装具士の方々にも直接インタビューを敢行。この大会ならではの仕事に目を向けて取材できるのは、彩瑚さんが普段からこうした義肢装具士の方々と交流しているからこそ。さらには自身もお世話になっているという装具の会社で実際にプレゼンテーションを行うなど、彩瑚さんのバイタリティの高さに驚きます。バリアフリーという言葉が聞かれるようになって久しく、インクルーシブ公園など、物理的に「だれでも使える」「だれでも楽しめる」場所は少しずつ増えてきています。
 しかし、彩瑚さんの作品を通して感じたのは「心のバリア」を開放することの大切さでした。小学4年生がこのような研究をまとめたことに驚くと共に、ただただ感動しました。
 障碍のあるなしにかかわらず、だれもが共生できる社会の実現に向けて、今後もあらゆることに挑戦していってください。

フック船長
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主催:子どもの文化・教育研究所

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