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パレスチナ・ガザ地区で戦闘が始まって、今年で3年目を迎えます。大好きな夕食の時間にガザの飢餓問題のニュースを目にした咲空さんは、自分にできることを探そうと「食品ロス」について考えました。
冒頭では、ありふれた温かな日本の食卓から、一転して、少ない食糧を分け合うガザの人々の様子が語られます。匂いや味覚まで感じられる何気ない日常と、画面越しに届く非日常の対比が非常に効果的で、「私が食べることを楽しみ、幸せになっているときに、食料を手に入れられない人々がいる」という言葉に込められた悲しい衝撃がいっそう際立ちます。
「お金を払ったのだから、食べ物をどうしようが自分の勝手だ」という、予則される常識的な一つの見方(反論)にも正面から向き合い、「多くの人や自然に『食べさせてもらっている』ことを忘れてはいけない」と主張する姿勢からは、「なぜ食品ロスは減らないのか」という問いを多方面から掘り下げた跡が見えました。予測される反論や常識的な見方→考察→主張という論の運びが筋道だっていて、咲空さんの考えに強い説得力を持たせています。
一つのテーマを自分事として経験に結び付け、自分の言葉で考えを示すその姿勢は、これからの社会を生きるうえでの大きな強みになるでしょう。
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