松の葉の気孔観察による大気汚染調査① 長崎県 長崎市立高城台小学校 6年 近澤 心羽 |
環境問題に関心がある心羽さんは、松の葉の気孔が大気の汚れを調べるのに向いていることを知り、松の葉を集めて大気汚染を考察する研究を思い立ちました。車通りが多いところ、少ないところなど様々な環境下から松の葉を収集→カッターで切った切断面を顕微鏡で観察→気孔の数を数えて「汚れた気孔の数/全体の気孔の数×100」で独自の汚染度を算出、という流れで比較検討を行いました。ご家族にも協力してもらって、地元の長崎のみならず佐賀や鹿児島など計50ヵ所もの地域から松の葉を集め、数えた気孔の数は実に12,200個!途中で挫けそうになっても、最後まで諦めず根気強く研究を続けた心羽さんの追及心に感心させられました。また、観察から得た疑問点について追加の研究を行っていた点も高評価でした。今回の研究を通して、大気の汚れが植物や人体に及ぼす悪影響をを強く実感した心羽さんですが、更なる調査の観点も見つけているようです。心羽さんの研究が今後の環境問題の一助になる日を期待しています。 |
主催:子どもの文化・教育研究所
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