2023年度 第40回全国小・中学生作品コンクール
今年は680作品と、昨年の610作品から応募が少し増えました。本年度も、「自身の考えや意見がしっかりと述べられているか」「読み手に伝えるために重要な表現力や文章構成力が各学年に応じて身についているか」といった点に着目し、選考の基準といたしました。
今年の全体的な傾向として、家族や兄弟、友人などをテーマにした作文や習い事、中学生の部活動をテーマにした作文など、身近な題材をテーマにした作文に優れたものが多い印象を受けました。一方で、環境問題や世界平和、AI、性的マイノリティーなど、社会問題を取り上げたテーマの作品もありましたが、テレビやインターネットの情報だけをもとにしているため、内容や展開が表面的で、思考や分析の浅い作文が多かったのが残念な点です。また、例年通りの傾向ですが、「自分自身の経験をとおして学んだことを題材とした作品」「読書をとおして思考し、それを今後自分がどう生きていくのかにつなげている作品」「嬉しさ、悲しさ、悔しさなど、自分の感情や熱い気持ちを言葉でしっかりと表現している作品」「文章のリズムがよく、ユーモアや言葉選びのセンスが光る作品」といった作品が入賞しています。今回、国語部門に応募してくれた皆さんが、このコンクールをきっかけとして、文章を書く力をさらに伸ばしていくことを期待します。
※下線のある作品名をクリックすると、作品の内容が見られます。
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優秀賞 |
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「まじょのナニーさん」を読んで
愛知県 愛知教育大学附属岡崎小学校 2年
中谷 桃子 |
カマキリとわたし
鹿児島県 鹿児島市立川上小学校 5年
大濵 ののは |
差別との付き合い方
兵庫県 甲南女子中学校 3年
平井 凜風 |
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主催:子どもの文化・教育研究所
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